アマヤドリの軒下

●別館● アマヤドリ

2006-07-18

いきつくところ。 15:51

体の感覚がディレイみたいになった。透明な私がまず動き、そして重みがあとからついてくる。

皮膚の表面はすうっと冷え、血液の流れから遠ざかっている感覚。軽いしびれのような。

耳が聞こえにくい、とはじめは思う。声やことばがとても限定された穴からフィルターを通して耳に届く感じ。

やがて体全部が風船のような空気の層にきゅっと包まれているようなイメージが襲う。耳だけが管を通して外部と繋がってる。

それから視界。

どんどん変わってゆく景色や車のシートに映る光が鮮やかに楽しかった。いつまででも眺めていられる気がした。

そして思考。

考えたことのないような感覚、白昼夢の時の景色。

どこまでもどろどろと堕ちてゆけるしどこまでも崇高になれる。

話そうとするとなにを話しているかをふと忘れ、時間が経っていることに気付く。これか、と思って少し焦るのだけれど焦る必要はないのだとちゃんとわかるから正直にそう言う。

まったくの空白。

すべて、知っている感覚の、ちょっとおおげさにした感じのもの。

自分で辿り着けるのはどこなんだろ。

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