28 entries diary

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2005-01-18 納豆腐(fiction)

器 記

ケタ記

昼過ぎ。突然、無闇矢鱈と「みらに蕎麦」が喰いたくなったので、ケッタで飛びだした。空腹なのにどうしてあれだけの力が出たのか。いつもなら30分はかかるはずの店までの道程を、猛スピードで走った。全力でペダルを漕いで20分。あと3kmというあたりで、雨が降ってきて、すぐに滝のような大雨になった。

合羽など持ってきていない。「しかたない。雨宿りだ」と思って、直近のコンビニに入った。コンビニの中に入ってすぐ、やけに店内が明るいと思った。入口の扉を見やると、透明なガラスが今は黒い鏡のようになっていた。おもてが急に暗くなったのだ。

顔を近づけて外の様子をうかがうと、空は深暗くなっており、濃い重い雲が低空を早足に動いていた。雨勢はますます激しくなり、雷鳴までもが聞こえてきた。

奇妙なことかもしれないが、稲光を見て「そういえば電球が切れてたなぁ」と思い出した。都合の良いことに、ここはコンビニである。それに、雨宿りだけして何も買わずに店を出るのも気まずいものだ。意味もなく握り飯など買ってみるという向きもあるだろうが、当方、これから「みらに蕎麦」を喰いにいく途中なのだ。握り飯など買っても意味がない。ピカッ。稲光。

その点、電球なら無駄がない。ピカッ。われながら、いいひらめきだ。よし、ついでに買っておくか。と、思った(ピカッ)瞬間、(ドドーン)財布を忘れてきたことに気が付いた。やりきれない。みらに蕎麦が、どんどん遠くなっていく。ピカッ。雷の音は、だんだん近づいてくる。

雑感

ひとつ前に書いたものを、自分で書き直す試み。たしかに、面白いかもしれない。また、わかりやすく書き直そうとすると、微妙に文章が長めになる。ただし、それら付け足された文節は、無駄なものではない。きちんとした書き直しの場合には、付け足された部分によって、文章に厚みをついていく。ちゃんとしたトレーニング体操で、筋肉がついていくようなものかな、と思う。

補足

やはり、書き直しによって、新たな粗が出る面もある。いっぽうで、今回の書き直しにおいては、時制に気を配ったみたつもりだ。だから、前回の文章よりも、日記主のいまいる場所が、わかりやすくなっているものと、思う。

駄目出し(クラブ::はてな○○出し)

えっと、だめです。第一段落の「すぐに滝のような大雨に」のあと、第二段落で「入ってすぐ、やけに店内が」と、連続している。これは、あまり、よくないと思う。

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